ビジネスの構造を扱うアーキテクチャとユーザとの接点を扱うアーキテクチャ accepted

Abstract

IT技術の発展にともない、ユーザがソフトウェアに求める要求も高度化・複雑化してきました。

コンピュータ黎明期から発展期には企業の活動を記録して活用することが中心的なシステム要件だったのに対して、多くの人々がスマートフォンやその他のスマートデバイスを所有して文字通りいつでもどこでもインターネットに接続できるようになった現代においては企業システムにとどまらずコンシューマの日常生活の問題を直接解決する、あるいはエンターテイメントとして今までになかった新しいニーズを創造していくことが当たり前となりました。

これを SoR (System of Record: 記録のためのシステム)と SoE (System of Engagement: 結びつきのためのシステム)という言葉で表現したり、それらの特性に注目してシステム全体を最適化していこうとする戦略としてバイモーダルITという言葉が提唱されたりしています。

この発表では、(一般にSoRと呼ばれる)ビジネスの構造を正確に扱うことを目的とするシステムと、(SoEと呼ばれる)ユーザとの接点を提供することによって使いやすさ・親しみやすさ・ブランド等の価値を提供していくシステムで求められる設計観点や品質特性が異なることを認め、その具体的なアーキテクチャについて考察していきたいと思います。

僕がかんがえたさいきょうのSoR/SoEあーきてくちゃ」で話した内容の拡大版であり、以前の発表ではできなかった既存の設計手法についての解説も交えながら、接点を扱うシステムをどのように見出すか、そしてそれをどのように(構造に過度に引きづられることなく)設計していくのかについて述べていきます。

具体的な内容としては

  • 既存設計手法の簡単な紹介と解説
  • SoR/SoEそれぞれのシステム特性
  • 具体的なデータ設計、APIエンドポイント設計
  • SoR/SoEが別アプリケーションになる場合のシステム間連携について

などを想定しています。

できるだけ一般化したアーキテクチャパターンの話を目指しており、具体的な実装技術(プログラミング言語、アプリケーションフレームワーク、DBMSやその他ミドルウェアなど)に依存しないようにするつもりです。(事例の紹介などで具体的なアーキテクチャの話をすることはありえます)

Session Information
Confirmed confirmed
Starts On 8/30/19, 4:50 PM
Room Seminar Room 1204
Session Duration 50 min session
Spoken Language Japanese
Interpretation Unavailable
Slide Language Japanese